総アンモニア態窒素 (TAN)
総アンモニア態窒素 (TAN) は、水中の非イオン化アンモニア (NH3) とアンモニウムイオン (NH4+) の合計であり、窒素としてmg/Lで表されます。これら2つの形態間の平衡はpHと温度によって変化するため、TANは標準的な測定量であり、毒性のある部分は別途計算されます。養殖水における一般的な発生源は、魚の排泄物(給餌量1kgあたり約20-30gのTAN)と未摂餌の分解です。通常の目標値は、循環式システムでは0.5 mg/L未満、十分に換水された池では1 mg/L未満ですが、サケ科魚類では0.2 mg/L未満で管理されることが多いです。TANは比色キット、イオン選択性電極、または自動湿式化学分析装置によって測定されます。その重要性は運用上のものです。TANは硝化連鎖の基質であるため、その濃度はバイオフィルターの性能、給餌強度、および毒性閾値に達するまでの余裕を示します。安定した給餌量でTANが上昇する場合、通常、バイオフィルターが小型すぎるか、酸素が不足しているか、抗生物質や清掃によって機能が低下したことを意味します。