活餌
活餌とは、魚類や甲殻類の仔魚・稚魚が初めて餌を摂る時期に与えられる、培養または採集された生きた餌生物を指します。主にワムシ(Brachionus plicatilisおよび小型のB. rotundiformis株、90-250マイクロメートル)やアルテミアのノープリウス幼生(400-500マイクロメートル)が用いられ、海水養殖場では、その優れた栄養プロファイルと動きからカイアシ類がますます好まれています。スズキ、タイ、およびほとんどの海水魚種の初期摂餌期の仔魚は乾燥飼料を受け付けず、その小さな口と未発達な消化器系は、泳ぎ、捕食反応を誘発し、消化しやすい生きた餌を必要とします。初期摂餌期を生き残るかどうかが、孵化場の生産量を大きく左右します。活餌は栄養的に不完全であり、特にオメガ-3脂肪酸DHAが不足しているため、使用前に乳化油や藻類(Isochrysis、Nannochloropsis)で6〜24時間かけて栄養強化(ガットローディングと呼ばれる手法)する必要があります。この栄養強化の質は、仔魚の成長と色素形成に直接影響します。生産は労働集約的で広いスペースを必要とし、ワムシ培養では毎日の密度監視(200-400ワムシ/mLが一般的な生産密度)が必要であり、アルテミアはシストの孵化、脱殻、洗浄が必要です。カイアシ類をベースとしたシステムは、栄養強化への依存度を減らし、奇形率を改善しますが、規模を拡大するにはよりコストがかかります。